スコットランドの企業視察

 
 スコッッチ文化研究所の土屋守に同行した際の私のメモより
 

アイラ・ジュラ・キャンベルタウンの蒸留所へ

2004年4月

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スプリングバンク蒸留所

ロングロウ道から蒸留所名をつけた イーグルサムの店もある スプリングバンクの全製品を販売

今日は稼動していない 一年中稼動するわけではない 現のマネーイジャーは創業者の5代目であり1828年創業 スコットランドで一番古い創業者の子孫が経営している蒸留所になる

すべて原料からボトリングまで全工程をできるスココットランドで唯一の蒸留所、ほかはフロアモルティングが完全ではない どんなボトルもラベルの貼られているものはここで造っている このビル(モルトバーンという製麦をおこなうところ)は3階建て モルティングフロアーが2階あり、最上階がモルトを貯蔵するフロアー 製麦の方法は伝統的 ここのコーナーの上にスティープいう侵麦層があり大麦を水に浸す 10トンから12トンの大麦を入れて浸麦を行う 

コンデンサー(外見はステンレス)が2基ワームタブ(ステンレス層)が1基ある初流はコンデンサー

以前は巣ペイサイドのトミントール産のピートを購入していたが、昨年(2003)近くでピート・カッティングできるように契約したので、購入の必要はなくなった

3種類を造っている 7割がスプリングバンク 2割がロングロウ 1割がヘ―ゼルバーンの割合 5メールほど上にキルンの鉄製の網床があり、そこに60から70センチメートル大麦を敷く オイルヒーターで熱源をつくり乾燥のために使い、ピーとは香りつけのために使い合わせて使う フィノコンテンツは、スプリングバンクが8から10ppm、ロングロウは55ppm、へゼルバーンはノンピート 

モルトビーンに200トンの麦芽が貯められており、これから仕込み作業にはいる 1仕込をバッチという 1バッチは3トン モルトビーンからコンベアーで運ばれてさらにエレベーターで上に運ばれる 蒸留所のすべてのマシーンを一台のモーターで動かしている モルトミルもポットスチルのラメージャーも動かす

仕込み水は1マイル離れた丘の上にあるクロスヒルという湖から引いてくる そとにある2つのタンクに貯める

糖分(麦汁に移り)のなくなったドラフは4%のタンパク質と1%の繊維質を含んでいるので、地元の農民に売り、羊や牛の肥料になる、けして馬や豚の餌にはならない 1回目と2回目の麦汁を取り出し、温度が高いので20度までクーリングダウンし、発酵層へ移す 

発酵が終わったあとのアルコール度数は4.5から5%と非常に低い 伝統的にそういう造りをしたいから 最近は6から7%を得ている蒸留所が多いが、それは麦汁の糖度に影響される グラフティ(初期糖度、発酵はじめの麦汁の持つ糖度)は通常1057から1058の値があるが、ここは1047か1048しかない 50年まえは優秀な麦芽なくその程度だった、今でもその値を守りたい、あえて高くしない

48時間発酵しウォッシュ(もろみ)を得る、それを3基ある蒸留釜の右上にある赤いウォッシュチャージャーに貯める ほとんどの蒸留所は偶数のポットスチルを持つ ここは3基ある 左端の一番大きいのは初留釜(ウォッシュスチル) 釜の中にはスチームパイプ(コイル状)があり、下からは直火も炊ける、両方を兼ね備えているのも特徴 初留釜に10、500リットル(21、000リットル得られるもろみの半分)のウォッシュをいれスチームと直火で加熱する 蒸留が始まり覗き窓で蒸発するのが見えスワンネックからラインアームを通りコンデンサイーで冷却されてローワインができる 初留液(ローワイン)は12%(通常20%前後)と低い ローワインは3基ある木桶の真ん中の桶に貯められる すべての留液はスプリッツセーフという金属の箱の中を通り温度やアルコール度数を計りアルコールレシーバーに貯められる ローワインはポンプアップされ上のブルーのローワイン・アンド・フェインツ・チャージャーに貯められる ローワインは2回目の蒸留釜(ローワインスチル、一番右)に移される この釜はスチームコイル加熱だけで直火はない ローワインは過熱されアルコールはコンデンサーを通り3基ある木桶の一番左のFAINTSレシーバーに貯められる すべてのアルコールはミドルカットされることなく全てフェインツレシーバーに貯められる 得られる度数は24から26% ウォッシュを蒸留するとローワイン、ローワインを蒸留するとフェインツ 3回目の蒸留は真ん中の釜で行う 2割のローワインと8割のフェインツを(ポンプアップして)混ぜる 初流(フォアショット)と後留はフェインツレシーバーに戻す ミドルカットしてスプリッツレシーバーに送る、3回蒸留ではない2回半蒸留 (平均すると22.4度のアルコール度数となりこれを蒸留すると通常の蒸留と同じアルコール度数が得られる)    ヘーゼルバーンは3回蒸留 ウォッシュからローワインを造りローワインからフェインツを造りフェインツをミドルカットしてスプリッツを取り出す 1回目も2回目も全流でローワインを混ぜずに3回目の蒸留を行う すべてのスピリッツは(真ん中の3基目の蒸留釜の後に)ワームタブでゆっくりと冷却される ロングロウは1回目は全流で2回目にミドルカットを行う、残流液はローワインに混ぜる、単純な2回蒸留を行う どちらの釜もロングロウに使用する(anyone have Longrow) 度数は60%にしかならない 3回蒸留を行うと76%になる  最終アルコール度数は、スプリングバンクは70から71%、ヘーゼルバーンは(オーへントッシャンは84%になるのに)74%(76%の間違い?)と低い、2回蒸留のロングロウは68%(60%の間違い?)にしかならない ロングロウは初留釜を(一番左)を使ったあとは、再留は残りのどちらを使ってもよい ローワインも別の大きな樽に貯められるので、ミックスされない 中央のワームタブでの蒸留は時間をかけるのでフレバーが異なる、銅との接触面積が大きくなるのですっきりしたリッチなフレーバーが生まれるとスコットランドでは考えられている スプリングバンクとヘ―ゼルバーンはこの理由で真ん中の釜を使う 

スプリットレシーバーのコンテンツは5168リットル 仕込み水と同じクロスヒルのソフトウォーターをそのまま手を加えずに加えてアルコール度数をほぼ63(63.063.3)%までに落として樽に詰める

樽のサイズは、バレル、ホグスヘッドとバットの3タイプを使う、

アメリカンウイスキーは新樽を一回しか使えない、捨ててしまうというのはうそで我々に売っている ボトリングする前に(スプリングバンク10年ものなら)平均で40樽をまぜ(バッティング)、水を加え46%まで落として再び樽に詰め(マレッジ)してからボトリングする

 

グレンガイル蒸留所

1873年に、スプリングバンクの創始者ミッチェル家のグランド・グランド・グランドファーザーが開設した蒸留所 1925年に閉鎖になって以来稼動していなかった 昔は建物の右端のほうでモルトを作っていた(モルトバーン) 創業者は一緒なので、ここで造った麦芽をスプリングバンクへも供給していた ロジカルな建物の構造をしている、右からモルトバーン、ミルルーム、プロダクションビルディングそれからフィーリングストアと工程にしたがってつながっている

ミルルーム この建物は閉鎖後2000年にスプリングバンクがこの建物を買い戻すまで蒸留には使われなかったが絶えず何かに使われてきた、ライフルの射撃レンジや農家の協同組合として使われてきたので建物が残った

マッシュタンはステンレス製の真品で、セミロイタータンの方式である ファーサイスというスペイサイドのメーカー産

ここも4.5から5%のアルコール度数で発酵を終えているが、スプリングバンクの様に伝統にこだわる必要もないので、7%くらいにまで上げるように変更することを検討している 41年前にベンウェヴィス蒸留所に導入されたポットスチルであり彼(トランクさん)がこの業界に入ったときのものである ポットスチルは最初は首と胴体のところが直線的に溶接されていたが、ここへ運ぶ再に一度解体し、曲線を描くように溶接しなおした そしてスムースに改造した 3月25日オープンし一度目の蒸留が4月9日金曜日に終わった 63度でカットして67度のアルコール度数が得られた 1925年以来はじめての蒸留は1シリングのみ 6樽しか詰めていない、全てバット樽 2樽はシェリー(オロロッソとフィノ)バット、ラムバット、マディーラバット、ポート(パイプ)バットとバーボンバットに詰めた 10年後に700本限定で販売する 2000ポンドで(ジョーク)

建物の外壁は、昔船がバラストとして積んできた廃石を利用した 商標のマークは外壁の鉄格子入りの窓からキャンベルタウンの教会を覗いたところから取っている

グレンガイルというブレンドウイスキーがあるので、別の名前を使っている

 

ボウモアは18世紀の後半に作られた街 円形教会は悪魔が隠れる場所をなくすために柱をなくした説と献金のときに柱の影にかくれて逃れるのを防ぐためという説がある 昔島民から民話を採取してフォークテイルズ・フロム・ウエスタンアイルズという全4巻が出版され、ゲールおよびケルト文化研究の元になっている 

 

20日

カリラ蒸留所

カオルは海峡 イーラはアイラ島、カリラはアイラ海峡の意味

シンボルマークはアザラシ

ニル・ファーガさん

1846年創業 この地に建てられ150年以上操業している アイラ島の中ではもっとも大きな蒸留所 ジョニーウォーカーのキーモルト 生産量の98%はブレンド用 シングルモルトは2% 設備は新しくするが造り方は変えていない ブレンダーからの要求が高い 24時間フル操業 シフト制だが、わずか2人で見ている1972年から74年に新しく建て替えたときにフロアモルティングを止めた 現在は大麦葉はすべてポートエレンから購入している ブレンダーの要求でノンピート麦芽を仕込むときもあるが、ピートの影響を受けないものを造るのにもまた、元に戻すにも約3週間かかる

マッシングには11.5パウンズのモルトを仕込み、6000ガラン(25000リットル)のお湯加える

アンダーバック そこに麦汁がたまるようになっている、糖化の終了を待つ、甘い穀物の香りがする、通常のカリラはこのときすでにスモーキーになっている

発酵開始して泡立っている、上のほうには泡きり用のプロペラがあり、泡が上昇してセンサーに触れると自動的に回りだす 1973年製の木桶を使用している 中はスチームで殺菌する、ノズルのついたホースを中に入れるとそこからスチームが噴出す 約30分で完了する 強いスチームが吹き出てクリーンアップして且つ殺菌も行う 発酵終了段階のウォッシュバックでは炭酸ガスが強いので、あまり覗き込まないように 

ナンバン湖から仕込み水を引いている

 

車窓から 第二次世界大戦中アイラ海峡にドイツのUボートが潜み連合艦隊に魚雷を打ち込んだ 島民はどこにUボートが潜んでいるのはわかったとのこと 海峡は結構深い

 

ブナハーブン蒸留所

かつてハイランドディスティラーズ社が長く所有していた そのころフェイマスグラウスの原酒となっていた 昨年(2003)バーシュツアートに買収された 

案内役はロバートムートンさん 作業は停止していおりペンキなど塗りたて 翌月(5月)のアイラフェスティバルまでに奇麗にしないといけない 

マッシュタン(銅の蓋付)
 スコットランドで一番大きなもので12.5トンの水量がはいる 最初のお湯は55000リットル 

イースト菌はディスティラーズイースト1種類のみ ひとつのウォッシュバックに250キロのイースト菌を入れる 一袋25キロ、10袋入れる

ポットスチル(2−2) 4基ある、グラス(覗き窓)がついた大きな(入れるウォッシュの量が多いから)ものが初留釜(ウォッシュスチル)、16500リットルのウォッシュを投入する 小さいほうが再留釜 初留釜が平均5時間蒸留し、再留釜は9000リットルのローワインを入れ、10分間のフォアショッツ、3時間ミドルカットとしてスピリッツを取り出し、3時間半フェインツにかかり、トータル7時間ほどかかる

スピリッツをフィリングステーションのバットに貯めて水を加えカスクスとレングスにする、63.5度で樽詰めする

使用する樽は、アメリカンバーボンバレル、250リットルのホグスヘッド、500リットルのシェリーバットとパンチョンである 最低3年間スコットランドの熟成庫で寝かせて初めてスコッチウイスキーといえます

ウエアハウス ダンネージ2段積み床は土 外気に影響されることは少ない2階3階と積んでゆくとスレートの屋根なので暑いときには影響を受け、木でできた樽が膨張するとエンジェルズシェアとして蒸発してゆく このあたりではエンジェルズシェアは年間0.5から1%(キャンベルタウンは2%、アイラ島は1%といわれるのは海に囲まれていて割りと湿気があるから低い)

 

ブルイッヒラディー蒸留所

ダンカンさん

モルトミルはボビーミル(BOBY)というものでスコットランドでももう2・3しかない、もうひとつはアードベッグにある 1881年の創業当時から使われている かつてあったスチームエンジンが1950年代に電気化されたことだけが異なる 2001年に買収し再オープンした際、ローラーをボビー社に頼んで交換した 当時79歳のエンジニア(残念ながら2003年他界)が着てびっくりしたそうです

鋳鉄製のオープンマッシュタン クリスマスまでマッシングをやり続ける 平均で年間に40万リットルを生産している(カリラの400万リットルの10分の1) マッシングには約9時間かかる

ウォッシュバックは木桶 4万リットルの容器なので36000リットルの部分まで泡が上がっても問題ない、泡きり機はは付いていな

い スチームエンジンを使用していたころは、ベルトで動力を伝えて泡きり様のプロペラを回していた 電化したとき、樽の上にモーターを置くのはみにくいので止めてしまった
インターネットで蒸留所内の様子を見ることができる 当初8台のカメラでスタートしたが現在は20台置いてある 24時間モニターしている

ポットスチルの容量は17275リットル(再留釜は12274リットル)だが、投入するもろみは12000リットル ウォッシュバック1基が36000リットルなので3回に分けて蒸留する 初留釜は2基なので毎回1基あまることになる ローワインにしたらまとめて投入する 仕込を3種類行っている、通常のブルイックラディ(フィノコンテンツは2から5ppm)のほかに、フィノコンテンツが40ppmのポートシャーロットと、80ppm(スコッチで最高)のオクトモアを オーガニックバーレー(有機栽培の大麦、オプティック品種)50トンをインバネス周辺の農家から買い入れ昨年仕込んだ よくできたので今年も同様に行う予定である オーガニック飲料としての証明書を取るために、タンクローリーからタンクまですべてクリーンにした 薬品などが混入しないようにした 

ジンビームの廃樽を組み替えず置いてあった 

ウエアハウスはダンネイジジ3段積み フィニッシング用(1・2ヶ月風味を付ける)の樽はシェリーバット

親会社はマーレーマクダビット(インデペンデンスボトラー)でありそこで買い付けた樽がこの倉庫に保管されているのでいろんな種類の樽がある ここではボトリングもできるので集まってくる、マーレーマクダビットのラベルを貼って出荷する ボトリングする部屋には二つのタンクがある ステンレス製であるが木目の樽風にペイントしてある カスクでないときには水を加える 4本同時にビン詰めし、コルク栓を締め、封印するところまでベルとコンベアーで行う ラベル貼りは手作業となる ラベルに自動的に糊を付けるローラーがある

 

ポートエレン蒸留所

ディアジオは旧UDが所有していた 1983年に閉鎖された パゴダは現存するが中には何もない 使い道については住民と話し合いが行われている ディアジオは製麦工場を4つ所有している ポートエレンでは年間400数十万トンの麦芽を造っている 旧ポートエレンの熟成庫は現在ラガブーリンの熟成庫として使われている ポートエレン港はボウモア町ができるまでアイラ島最大の町だった 青いサイロに大麦が一度貯蔵される     

 

ラガブーリン蒸留所

案内役マーチェリーさん(女性)

冷却水は非常にピーティーな水、工場地内を流れている川 27マイル(約43キロメートル)向こうにアイルランドがある、アイルランドからウイスキー造りが伝わった アイルランドの僧侶達がアイオナ島に行くときにアイラ島にも伝えた

ここ何年もオプティックの品種を使い続けている アルコールの収量が高くてディアジオ社を満足させている、気に入っている、そうでなければ他の種類に変えるはず グリストの引き分けは重要でハスクという殻の部分が20%、グリッツという真ん中の部分が70%で真になっているフラワーという粉の部分が10% フラワーが多すぎるとスティッキーで麦汁が多く取れない、殻が多すぎると麦汁が流れすぎてうまく行かない 比率を確かめる3段の篩いの箱がある ミルのローラーを詳説する 

4.5トンのグリスとがマッシュタン(ステンレス製)に入れられる 23000リットルのお湯がタンクに溜められている 第1回目に投入するお湯の温度が68度、2回目が78度で・・・・・

コンピューター管理が可能であり、bPbQホットウォータータンクにどれだけお湯があり流れたか、レイクが回転している様子も見える、アンダーバックへ流れる麦汁、ヒートエクスチェンジャーで麦汁の温度を下げているのもモニターできる

麦汁の総量の1%のイースト菌を加える 発酵時間は55時間 4.5トンの大麦麦芽から21000リットルの麦汁を得ることができ、それを一期に投入する 醗酵中の麦汁は二日酔いに良いとされている(ヘアーオブザドッグ) アルコール度数8%のビールのようなもの 

ポットスチル(2−2) 10、500リットルのモロミを入れて蒸留を開始する 5時間の蒸留で8000(2基合わせて)リットルのローワインが取れる 2回目の蒸留の時間が非常に長い、10時間かける 長く時間をかけることによりラガブーリンの個性であるスモーキーさピーティーさが残る ミドルカットの幅は狭い 最初(ヘッドの)フォアショットは72から73度のアルコールが約30分間流れるガこれはカットしてしまう 68度になったとき(スプリットセーフの中のハイドロメーターで量る)にミドルカットを開始(スピリッツオン)する 60度まで下がるとスピリッツオフにする ミドルカットに約5時間かかり、約2000リットルのスピリッツを得られる 60度からゼロまでのフェインツは全てカット、これも5時間かかる

ドナルドさん ウイスキーマガジンで来日したとき、通信のインタビューをした 16年物でスランジバー(乾杯) 1980年代にウイスキーが不況になったとき、ラガブーリンも週に3日しか操業できなかったのでそのときのストックが少ない、あと2・3年で操業が元に戻ったのでしばらくすると16年物をまた出せる 顔色がいいのは勧められたアプリコットリキュールとラがブーリンを呑んだから

 

21日

アードベッグ蒸留所

マネージャーのスッチュアート・トムソンさん 1815年に創業同年にラフロイグも創業、ラガヴーリンよりも1年早い ウイスキーはそれより400年以上前から、密造ではあるがアイラで造られていた アイラ島で造られていた恩恵は、酒税官がくるずっと以前から造っていたこと アイラ島のモルトはメンインランドで造られる物よりもピーティーでスモーキーでファンジェント(刺激の強い)なものです なぜなら麦芽を乾燥させるときにピートやピートのきいた水を使うからだ アイラ島の4分の1はピート層で、ポートエレンからボウモアまでの真直ぐな道もうねっているのはピート層のせい 妻のジャッキ―さんを連れてアイラ島に赴任したとき、妻は妊娠していたが、25マイル(時速40キロメートル)で運転しても、もっとゆっくり運転するようにといわれた 1976年までは順調に操業してきた 同年に売りに出され、カナダのハイラムウォーカーが買収したが、2年後にはイギリスのアライドラインズ(アライドメイク)社と結合した アライドメイク蒸留所のフラッグシップ蒸留所が2キロ先のラフロイグ 同じ会社の傘下入り経営が危うくなってきた フラッグシップに資金がつぎ込まれるようになった 1980年台の初頭世界的なウイスキー不況にあい、ますます生産が悪くなった それ以降ポートエレンは創業を停止した 1980年代に飲まれていたのは98%がブレンドであった アードベックにおいても99パーセントはアライドドメイクのバレンタイン、ティーチャーズ、ブラックボトルなどのブレンド用だった 89年の10月から96年までアライドメイク社は創業してきたが、年間で6週間しか稼動しなかった ブレンダーが要求するものだけ造ってきた 96年6月に最終的にアライドドメイク社が売りに出し97年2月にグレンもーレンジ社が購入した グレンもーレンジにいたシュツアートさんに命令が下った 初めてアイラ島に来て、丘の上から蒸留所をみたときの荒れ果てた様子に驚き帰りたかった、一緒に来た犬も帰りたがった グレンもーレンジPLCも十分な投資をしてきた グレンもーレンジに感謝しているし、二度と閉鎖されないように願っている 

大麦麦芽はスコットランドでもっともっピーティーなものを使っている 昨年は平均で56.4PPMのモルトを使った 一週間で使う水の量は80万リットル 仕込み水であるウーガディールの水はクーリングウォーターにも使う 昨年は64日雨が降り続いたことがあり、仕込み水が豊富にある 97年に買ってから徐々にアップグレードしてきた この建物は最も古い木造の麦芽貯蔵タンク(モルトストーレッジエリア)がある 防火の理由から現在使っていないが、ここでは歴史的価値から残している 200年近く前(創業当時)の建物

モルトビーンは1881年に導入して以来123年間使っている 1バッチのサイズは4.5トン 仕込みは週に12回行う 4本ローラーが入っていてグリスを引き分ける 1997年に買収した年は100%アルコール換算で25、000リットルのアルコールを造った アライドドメイクがグレンモウレンジPLCに売却した理由は、多額の投資をして生産を戻して、のちに安定的に原酒を供給する契約をしたから 樽を売り渡すわけではないお金をもらわずにスワップする、ミルトンダフやグレンバーギーアードモアなどのアライドドメイク傘下の樽と交換する ブルイ・ニコル・ジャ−キー(BNJ)のブレンドなどに必要となる グレンイスキーの工場を持っていないがこれも必要 ウイリアムグラント・アンド・サンズ社はガーバンに巨大なグレンウイスキー工場を持っているが、アードベッグ1樽に対しガーバンの樽2樽と交換する、モルトのほうが価値が高い スコットランドには沢山の蒸留所があるがお金を支払うことなく交換し合っている ライバル会社でありながら密接な関係にあり仲が良い たとえばケミカル的な問題がおきたとき、ラフロイグのロバートに相談すると答えてくれる

マッシュタンは鋳鉄製で蓋つき 最初のお湯は64度、2回目は80度、3回目は96度で加える

アンダーバックを設置している理由は、直接マッシュタンからウォッシュバックへ送るときの濾過の不具合を防ぐため 濾過がし自然にできるように調整している

ウォッシュバックへは麦汁(ウォーツ)の温度を20度に下げて入れる、1基あたり23、500リットル 麦芽のフィノコンテンツが高ければ高いほどイースト菌が二酸化炭素とアルコールに分解するのに時期がかかる、簡単にはアルコールに分解できない 7時間後に発酵が終わるとアルコール度数は8%になる ウォッシュを飲ませてくれた 酸味もあるが甘い

ポットスチル(1−1) 初留では全流だが投入したウォッシュのうち35%がローワインとして取り出される、それ以外の65%はアルコール分がないのでポットエールとして廃棄される 背の高いポットスチルでは軽いアルコールだけが上昇し、軽いアルコールが取り出される、スイートでバニラのようなフレーバーを持つ ラフロイグはポットスチルが低いのでピーティーさが残る アードベッグはモーレンジほどの高さはないが、軽いものを取り出したいのでピュアリファイヤーを取り付けている、重いアルコールはポットスチルに戻る仕組み、軽いフレーバーがほしいから ピーティーなだけでなく甘みもでる 

ウエアハウス ダンネージ3段 24000樽保有 一度使用したバーボンバレルを使っている 湿気が充満しているので蒸発が少なく年間1.5%程度である 中身の量は減らないがアルコール度数が減るのは逆に早い 年に平均0.5%ずつ度数が下がってゆく コントラストが現れるのはバーボンであり、ケンタッキー州は乾燥しているので水分がどんどん蒸発し、逆にアルコール度数が高まる このなかでもっとも古い1975年のシェリーホグスヘッド樽、オロロッソではなくフィノシェリーなのでドライな味わいがする アルコールは42度 あまりスモーキーさはないが美味しい ダークチョコレート、オイリー(リンシードオイル)

 

車窓から キルダルトンクロス 806年に造られた 6から7世紀にキリスト教をアイルランドから伝えたセントコロンバがアイオナ島に修道院を建てたときに僧侶がアイルランドからケルト十字を伝えた 珍しく破壊を免れた1200年前のケルト十字

 

ラフロイグ蒸留所

アメリカからの取材があるので急がし一日でした 1815年創業 2人のジョンストンという兄弟が創業した ドナルドとアレックスのジョンストン兄弟が創業したがジョンストンがすぐに死亡したためドナルド・ジョンストンの商標を使っている 1950年代にジョンストン家から売られてロングジョーンカンパニーに売られてそれ以来家族経営ではなくなった 同社はウイットブレッドというビール会社に買収されて70年代80年と操業してきたが90年にアライドドメックに売却された アライドヂスチラーズの操業する7つの蒸留所のうちのひとつであるが、オークニー島のスキャパが再オープンするので8つとなる 今日は修復で足場が悪いので気をつけてほしい 

フレンド・オブ・ラフロイグ ボトルに申し込み用紙が付いている 登録した人に30センチ四方の土地を与えている 毎年地代としてお土産を与える NBAのバーテンダーは芝を刈りそれを自分のバーに飾っている イングランド人はそこでひざまずきプロポーズをした イングランドのご婦人はご主人の遺骨をまいたこともあるアメリカンバーボン樽を使用している 空港の近くに120エーカーの土地を購入した もう時期来年のピートカッティングがはじまるが、年間300トンのピートを使う 本来ピートカッテイングはマシーンで行うが機械が故障したので、現在は手(ピートスピード)でカッティングしている ピートは井桁に組み8から9月まで天日乾燥を行った 2層あるが表面に近い第1層は、根っこもありスモーキーなフレーバーを与える 第2層は根っこもなく、主に熱を加えるためにある 2つのコンビネーションで完成させる ラフロイグは4つの新麦層を所有している フロアーも4面 1バッチが6から7トン 一日に一回行う 浸麦は2日間(48時間)行う、ウエット・アンド・ドライを繰り返すと水分含有量が45%(モイスチャー)に上がる チャリオットに受けてフロアーに撒く 6から7トンの大麦を広げると、6日後には発芽する 発芽中はマシーンや手作業で、根が絡まないように、温度調整をするためにターンオーバーを行う  1日目と6日目ではぜんぜん違う 

 キルンノ中、送られてきた麦芽はマシーンで撒き散らされるが、それを盾で受けてキルンの床に均等に散らばるように調整する 約30センチの高さまで麦芽を引き詰める 朝の8時から9時までに麦芽をひき詰める

 グリストビンという引いたグリストを貯めるタンクが3つある ミルで引くのは、電気料金が安い夜間に行う ミルは1960年代に導入された もともとビール会社が所有していたが、1986年?近代化で不要となったものを譲り受けた 

さてまずは右まで。

3段積みダンネージ

小さい樽(105リットル)に入れて、塾生の速さを実験している 

テイスティング、No1は10年もの、40%、NO2は10年もののカスクストレングスで57% No315年ものでプリンスチャールズ皇太子のお気に入り  裏ラベルに紋章のマークがある 30年物の中にはシェリーバットも少量は入っている 40年物のほうが10年ものよりもはるかにゆっくりとレッグが垂れてくる 

10年物を飲むと、食道を滴るのがわかる、30年物を飲むと体全体が温まる。

 

22日

ボウモア蒸留所

伝統的なフロアモルティングを残している5蒸留所の一つ

浸麦層(スティープ)は上の回にあり、36時間浸麦した後にこのフロアーに広げられる 1バッチ、7トンを一度に広げている 同じフロアーにもう1バッチ広げ2面で構成する 一番イールドが良いからオプティック品種を使用 8割を自家製、残り2割をポートエレンから買い入れている マックニール(アイラ島のほかにバラ島にもある)のタータンでなければだめだ  

最初に18時間ピートを焚く フレームがあがってきたときには、煙だけが欲しいのでダストの部分を焚く 3年前までは、1回のモルティングで12トンのピートを使用したが、現在は4dで良い なぜなら、ダストの部分を使って、煙の部分を多く出せるようになったから

1982年にボウモア独自のラジエターシステムを取り入れた 新しく4万リットル入るタンクを2基導入、そのうち一方をクーリングウォーターを満たしてこれを蒸留のときのコンデンサーにまわす コンデンサーで冷水が温水に変わる その温水をもう一方のタンクへ持ってきて熱交換(ラジエター)する 外の空気を取り入れて熱交換する キルン内で乾燥させるためにピートを炊くときにも温風を送り込む ローワインのプレヒーティング、オフィスの暖房、温水プールにも利用している エネルギーを循環させながら使っている
バーレー(オプティック種)、モルト(麦芽)をモルトミルで挽いてグリストにする 1バッチ仕込みは8トン モルトミルは上のローラーで砕いて、下のローラーでより細かく引く 

マッシングプロセス 銅製のホットウォータータンク、27000リッター、2基で、まず84度のお湯を作る、上にあるグリストホッパーに8トンのグリストがあり、両方からミックスされてマッシュタンに投入される マッシュタンに入ったときに63.5度になるように計算されている

木桶のウォッシュバックに、3万リットルの麦汁、100キロのイースト菌を入れると48時間で発酵が完了すると7%のモロミ(ウォッシュ)ができる

ポットスチルにウォッシュを入れると27%のローワインができる、2つの初留釜に分けて入れる 74から61までがミドルカット 68.8%のニュースピリッツができる

ボウモア40年物を購入した人は、ウエアハウスで同じ40年物を1杯飲める サントリーの元会長佐治さんのサイン、その妻と息子のサインもしてある樽がある シェリーバットの鏡には、右側に蒸留年、左側に樽番号、下にアルコールのコンテンツを必ず記載する この樽には加水して63.5%に落として523リットル詰めたので、アルコールコンテンツは300リットルとなる ウエアハウス内で試飲、最初はニューポット、ソルティーでピーティーで少し甘い香りがする 加水すると香りが広がる 病気療養中のクリスティーナも駆けつけてくれた

 

ジュラ蒸留所

 

商品名1984年というジュラを8千数百本限定で発売した、ジュラ等の更に奥にあるバーンヒルコテージでジョージオエル(本名エリック・ブレア)が1944年から48年まで3年間滞在して1984年という小説を書いた、その後本土に戻り結核で亡くなったので遺作となった 

工場長のマイケルさん 1810年よりこの地クレイグハウスに蒸留所があった 1960年代に建物は全て建て替えられた 今作っているものは100以上前のものとは異なるウイスキー 昔はヘビリーピーテッドであったが、1960年代の再建後はハイランドスタイルと同様ほとんどピートを炊かない しかし、年に短い期間だけヘビリーピィーテッドを作っている 樽の補修用にアメリカのバーボンバレルを使っている すべての樽を香りをかぐなどして点検している 8から9割はアメリカのバーボンバレルでしかもファーストフィル 大部分はヘブンヒルのバーボンから来ている リメイド済みのホグスヘッドやシェリー樽は5%ほど 仕込みすいは蒸留所より3マイル北にあるマーケットロッ

ホという湖から引いている とてもピーティーな水である そのため乾燥にはピートを使用しないが、特に10年もので感じられるのであるが1割ぐらいピーティーなフレバーが付くのはこの水の影響だと考えられる 熟成にしたがって水の影響であるピティーさは失われてゆく とても茶色い水なのでここではティーブレークにティーを使う必要がない(ジョーク) ポートエレンからから運ばれた麦芽をモルトビーンに貯めておく オプティックは大変優秀な品質であり、ここ45年使い続け、満足している フィノコンテンツは1%以下、すなわち全くピートを炊いていない モルトミルでは粉塵爆破が起きることがある(土屋) 

マッシュタン 2万リッターのお湯を投入する 1回目は64.5度 3階投入する 2回目は74度 3回目は85度で投入するがこのときは28000リットル?

イースト菌を入れて34時間すると盛んに発酵をしている 発酵が進むと温度は33度まで上がるが、ここがマックスでその後は下がり始める 初期糖度は1060(スプリングバンクの1047よりも高い) 8.2から8.3%のアルコールが取れる ウゾッシュバックもステンレス製

背の高いランタンヘッドの4基のポットスチル 右2基が初留釜、左が再留釜 ラインアームは水平で屋外にコンデンサーがある 
フレンチオーク(材はなんでも良い)製のウエアハウスバットという大きな樽に加水して63.5度にして樽詰めする 

年間240万リットルのアルコールを生産することが可能であるが、これはラガブーリン・ラッフロイグに匹敵するものであるが、現在は120万リットルしか生産していない

ウエアハウスはラック式 28000樽貯蔵している 一番古いのは197073年が古いもの 

マイケルさんの飼う犬はコッカスパニエルで18ヶ月

 

23日

グレンゴイン蒸留所

紹介ビデオより ロブロイの時代には、ウイスキー造りはほとんどの家庭で造られており家内工業だった、家賃の代わりに、給料の一部、牛と交換したりした スコットランドの田舎では現金の換わりだった 1644年スコットランド議会で初めての酒税法が成立 ハイランド地方に密造が横行 兵隊になるか工場で働くか谷間で細々とウイスキーを造るくらいしか職が無かった かつてこの谷に18の蒸留所があったことあり、同じ小川の水から18の異なる味が生まれた ある蒸留所は大きくなり、製造許可を得て合法化した 19世紀になり谷のふもと農家バーフット・オブ・グレンゴインがここの小川を使った唯一のウイスキー製造業者になった ウイスキーには品質の確保と信頼性の高さが大切 その水準の高さを徹底してナイトの爵位を得たのがグレンゴインの関税吏テダーでした かれは蒸留器で蒸留したあと3年間樽で寝かせないとウイスキーとは呼んではいけないとの命令を出しました この命令がスコッチを世界一流の酒に押し上げた グレンゴインは10年以上寝かせる グレンゴインではピーとを使っていない ピーと乾燥していない このため水、熟した大麦、オーク、シェリー酒の樽などの微妙な味わいを与えます 谷を吹き抜ける風を感じ取る人もいる 

案内人(女性) 水、大麦種、ポットスチルのサイズ・形、イースト菌種により味わいが変わる グレンゴインはノンピート 男性はラガブーリンやラッフロイグのピーティーなものが好きだろうが、女性はグレンゴインを好むでしょう 

仕込み水は、この小川の背後にある丘キャンプシーから流れ出たものである この岩山は火山でできてたものでピートがなくピートの影響のまったくない水である スリアーでソフトで少し甘い水でアイラのピーティーウォーターとは異なる ベリーソフトウォーター(軟水、花崗岩でしょう) クーリングウォーターはこの上にある貯水池から引いてきてここのタンクでリサイクルをしている

内部撮影禁止

大麦はチャリオットとゴールデンプロミスを混ぜて使用している モルティングは行っていない スコットランドとイングランドのボーダーにあるべリックという町の有名な麦芽メーカーであるシンプソンから仕入れている スコットランド産の大麦を使用するよう心がけている ぜんぜんピートを炊いていない ピーとのない地域(花崗岩)であるからこれまで伝統的にピートを使用せずにきた 水はソフトでクリーンでスイート ピートを炊かないことでグレンゴインの個性が出来上がった ピートを使わずガスなどの熱風で乾燥させてきた 

グレンゴインのマッシュタン、1バッチは4トンのグリスト、22000リットルのお湯を投入 一回目のお湯は64度 2時間後に投入するお湯は78度 22000リットルを18度まで冷却すする 19000リットルのウォーツをウォッシュバックへ 3回目は

88度 1回目2回目のお湯をワーツ(19000リットル)として使用し、3回目のお湯は1回目のマッシング用のために再利用し戻す この中に残ったドラフは非常に栄養価も高く農家にとって貴重なので、農家に売る マッシングの時間は6から7時間 発酵の部屋(タンルーム) ウォッシュバック1基は19000リットルのウォ―ツを投入する そこへ19000リットルの1%に当たるイースト菌を投入する ここはディスティラーズイースト一種だけ 48時間で発酵が完了し、8.5%から9%のアルコール度数が得られる 伝統的な木製(オレゴンパイン)発酵槽を使用するが冬に暖めたり夏に冷やすようなことは一切しない 

初留釜は一基ですが16500リットルのウオッシュを投入し蒸留する、得られるローワインは25パーセント 再留釜は2基ある、それぞれ、5000リッター投入し再留する 最終的にアルコール度数は74から75%になる 

ローワインはローワインレシーバーに貯められる 2回目のフェインツなども貯められる フォアショットとフェインツは両端からローワインレシーバーに貯められる ハイドロメーターというアルコール度数計で何度になったらミドルカットをするかを計る フォアショッツを流し71から72%になったときにミドルカットする63から64%でスピリッツ・オフする インターミデエット・スピリッツ・レシーバーに、スピリッツ以外、フォアショッツ、フェインツ、ローワインも再びタンクに貯めて、再留釜にて蒸留する 一回目の蒸留でポットエールがタンクに貯められて、豚の飼料や土地の肥料にしたりする 再留釜から出てくるスペントリースとともにフィルター(処理装置)を通して自然界に戻している 

レーンカスクも見せます 5500樽貯蔵している 140万リットルのアルコールに相当する ほとんどバット樽 

試飲 3年ものはすごく若い シェリーたる多分オロロッソ、はじめて入れたもの ニューポットな感じ 熟成未熟な香りでしょう 2年しかたっていないのでスコッチウイスキーと言えない 荒々しさにも甘さがある 色はそれほど付いていない 62度 残ったものは戻す

10年もの アモンテリヤード臭い  

20年もの1489番 

ロバート・アンド・バックッスター社、元の親会社

1984年(20年)の樽番号1489番(秋くらい?)ヨーロピアンオーク、最初の香りは良い、オロロッソ?硫黄っぽい 50%ではないか? エンジェルシェアで4割なくなっている 詰めたときは300以上のアルコールボリュームが140台に減っている 相対的にアルコール度数が減って度数が減っている タックスがきつい100%アルコール換算で1リットル当たり19ポンド、VATを17.5%支払う 最終的に1リットルアルコールにして22ポンドの税金を支払う必要がある 一樽で何千ポンドも支払う 

1989年の樽ルビーポート樽(15年もの) 赤みがかかっている ポルトガルの これいいね 19年か20年ものでシングルカスクでボトリングする予定 残りわずか、戻しましょう 床はコンクリート

クリームシェリーこれも凄い 1989年蒸留 

アモンテリヤードもある オロロッソ フィノ もある 1989年ものシリーズ

1989年のグレンゴイン蒸留で、ルビーポート、クリームシェリーで有名なアモンンテリヤードも飲んだ

グレンゴインは15から17年物がとりわけシェリーのシングカスクがルベストだ あと2年ぐらいでピークのはずでボトリングしそう 200ポンドは下らないだろう

以上